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経済界に激震が走ったと言っても過言ではない、日産自動車会長のカルロス・ゴーン氏の逮捕劇。
今回は、そんなカルロス・ゴーン氏が残した名言についてまとめてみました。
カルロス・ゴーン氏とは?
フランスの自動車メーカー、ルノーのCEOでありながら、日産自動車、三菱自動車工業の会長を務めているのが件のカルロス・ゴーン氏です。
元々はタイヤメーカーのミシュランの社員として18年間働いていました。
ミシュランでの業績を認められルノーの上席副社長としてスカウトされ同社の再建を担いました。
その後、経営が悪化していた日産自動車とルノーが資本提携を結び、カルロス・ゴーン氏が日産のCOOとして就任しました。
コストキラー、ミスター調整の異名でも知られ、社員と共に「日産リバイバルプラン」を作成し、短期間での日産自動車の再建を果たしました。
そして2018年11月19日に、有価証券報告書に自身の報酬を実際より少なく申告していたとの疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。
名言は誰に言ったもの?
カルロス・ゴーン氏はこれまでに数多くの名言を残しています。
その中でも、今回の逮捕劇を予見するかのような名言の数々を紹介します。
“経営者は10~20年先を見据えなければいけない。単に向こう2~3年を見ていればいいというわけではない。”
今回の粉飾決算事件では、過去5年間の報酬額を過少申告していた容疑で逮捕されました。
2~3年じゃなくて、5年での逮捕となりましたが、10年先まで見据えていなかったということですね。
“悪い影響が出たらそれを是正するためにすぐに行動しないと、人々は極端な方向に走ってしまう。”
今回の事件が明るみに出たきっかけは、内部による告発だったそうです。
社員全員にこの名言が浸透していたからこそ、逮捕につながったのではないでしょうか?
“リーダーは生まれながらの素質ではなく、つくられるものであり、誰かが助けなければいけない。”
カルロス・ゴーン氏は就任直後から強烈なリーダーシップを発揮して日産を立て直しましたが、今回の一件で誰からも助けてもらえないリーダーだったということが判明しましたね。
今回の逮捕劇では、多くの著名人がカルロス・ゴーン氏の逮捕に懐疑的なコメントを寄せています。
ホリエモンこと堀江貴文氏は、「検察の勇み足」とも揶揄していることから、ゴーン氏の逮捕に疑問を持っていることが伺えます。
また、日産の西川社長は、ゴーン氏の側近である代表取締役のグレッグ・ケリー氏(同容疑で逮捕)も今回の事件で共謀していたという旨を話しています。
ゴーン氏に権力が集中したことによる負の側面が肥大化してきたことが今回の逮捕につながったとも言われ、検察の捜査が進むにつれ真実が明らかになっていくでしょう。
しかし、これほどまでに名言を残した経営者が、自分の名言と全く異なることをしていたのには驚きです。
“成功は実績によってしか評価されない。”
その成功も実は故意に作り出された実績だったのかも知れませんね。