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昨日の10月3日に発表されたノーベル医学・生理学賞を受賞した大隈良典氏。「オートファジー」という現象を肉眼で発見したという功績で今後の医療界の発展が期待されるが、そんな功績を影で支えていた大隈教授の妻や子供はどんな方なのか非常に気になる方も多いのではないだろうか?
また、大隈教授の両親や、兄弟もすごい方であるという話だ。今回はその大隈教授の家族を中心に紹介したい。
大隈良典の妻や子供は?
大隈教授のご家族は、妻の萬理子さんとお二人の息子さんという4人家族である。妻の萬理子さんとの出会いは大隈教授曰く「運命の出会い」だったそうだ。東京大学大学院時代の先輩後輩の関係性で、且つ同じ研究室に所属していたとのことなので、おそらく同じジャンルの研究をしていたのだろう。
そして大隈教授と妻の萬理子さんは勢いで学生結婚をしたそうで、同じ方向を見ながら切磋琢磨しあいつつ、甘酸っぱい青春時代を送っていたのであろう。しかし、結婚をするとなると妻の萬理子さんとしては研究と家庭の両立はさぞ大変だっただろう。
研究をしながら家で料理などの家事もやるとなると、大変な苦労があるはずだ。何より子供を持つとなると、家事に加えて育児までやらなければならない。大隈教授は萬理子さんと共に家事の分担や育児などをしているのかと思いきや、記者会見で大隈教授は家庭や育児に対しては干渉せず、研究真っしぐらだったようだ。
実際に大隈教授は愛知県にある基礎生物学研究所で働き、2人は13年もの月日を別々に暮らしていたのだという。大隈教授もすごいが、家事育児と研究も両立させた萬理子さんもかなりの凄腕を持つ女性である。そんな萬理子さんの出身大学は現在の首都大学東京(旧、東京都立大学)であり、教授として帝京科学大学に所属、研究をしていた。萬理子さんが所属していた当時、大隈教授の研究の際にも萬理子さんの研究室からのサポートがあったそうだ。
そして2人の子供に関してなのだが、ふたり共すでに成人している。1人は小児科医をしているということだ。
ノーベル賞受賞者の家族もすごい?
大隈教授の父親である大隈芳雄さんは、九州大学工学部で採鉱学を研究する教授であったそうだ。そして大隈教授の母親は、結核を患っていたのだが、体調が奇跡的に全快し、それからは家族で麻雀をするほどにまでなったようである。そして大隈教授は4人兄弟の末っ子なのだそうだ。
何より大隈教授が理系の道を選んだ大きな理由に、長男の和雄さんの存在がとても大きかったようだ。和雄さんは大隈教授より12歳年上で、大隈教授が小学校のころに東京の大学に在学していた和雄さんが帰郷するたびに子供向けの宇宙や生物、化学の本などをプレゼントしてくれていたそうで、良典少年は今でも挿絵まで覚えているほどプレゼントされた本を夢中になって読み込んでいたようだ。
大隈教授の父・芳雄さんは「いずれ良典には理系の道に進んで欲しい」と思っていたそうだが、おのずとその道を選んでいたのは、兄の和雄さんの影響もあったのかもしれない。
ドラマにでもなりそうな濃い大隈教授のご家族、そして奥様とのエピソード。大隈教授と妻の萬理子さんが揃って記者会見をした際、萬理子さんに感謝の気持ちを述べた大隈教授、そしてそれを笑顔で応じた萬理子さんの二人。
勢いでの学生結婚であったというが、今振り返れば二人には研究という同じゴールがあり、それをお互いが深く理解しあえていなければ13年も離れて暮らすことは難しかっただろう。目指すべき新たな夫婦像が、そこにあった。