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プロ野球選手は実力の世界と言われますが、けがなどが原因で実力を発揮できなかった選手や、もともとプロ野球選手としての実力が不足していた選手の場合、志半ばでプロ野球の世界を去ることになります。
そして、プロ野球の世界を去った選手には、よほどのことが無い場合スポットライトが当たることはありません。
今回、元オリックスで将来を嘱望されていた奥浪鏡選手が、最悪の形でスポットライトを浴びることになってしまいました。
未成年者との買春容疑で逮捕された奥浪選手
3月14日、マスコミ各紙が奥浪選手の逮捕を伝えた時に、プロ野球ファンはびっくりしましたが、同時に「今は何をしていたのだろう?」とも考えたはずです。
今回奥浪選手が捕まったのは、高校生である未成年と知っていながら現金4万円を払ってわいせつな行為を働いた買春容疑です。
奥浪選手は容疑を認めていますが、相手の女性が未成年であることも知っていたかどうかは明言していません。
もし、相手の女性が年齢を偽っていた場合は同じ買春容疑であっても、奥浪選手に多少の情状酌量が認められることもありますから、場合によっては執行猶予で済む場合もあるかもしれません。
2017年に契約解除されていた奥浪選手
奥浪選手は2015年にオリックスバファローズに入団し、パンチのある打撃力がかわれて将来有望な選手として注目されていました。
ですが、オリックス在籍中に交通違反により免許取り消しになっていたにもかかわらず、自家用車を運転して交通事故を起こしたことで、球団から無期限の謹慎を言い渡されていました。
その後、球団と奥浪選手との話し合いの結果、契約は2017年8月で解除され、奥浪選手は野球浪人として再びプロ野球選手を目指すことになりました。
独立リーグへの入団等も検討したようですが、結局その道を進むこともなく、2017年秋の12球団合同トライアウトも受験しましたが採用されませんでした。
2018年には裁判の結果、交通事故については執行猶予つきの有罪判決が出ていましたが、今回の逮捕でそれも帳消しになり、服役を余儀なくされるものと思われます。
逮捕された時の奥浪選手の職業は「アルバイト」でした。
果たして本当にプロ野球への復帰を目指していたのかどうかはわかりませんが、本当に復帰したかったのであれば犯罪行為に身を染めるようなことがあってはなりません。
才能がある選手だったのかもしれませんが、才能だけではプロ野球選手として活躍できないこと、一社会人として持つべき常識がなかったことだけは残念でなりません。