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4月29日夜9時からフジテレビ系列で放送される、「世にも奇妙な物語‘17春の特別編」。
奇妙な物語4編のラインナップが決まった。菅田将暉主演「カメレオン俳優」、遠藤憲一主演「妻の記憶」、中条あやみ主演「夢男」、そして永作博美主演の「一本足りない」。
永作博美は、このシリーズ8作目の出演。前作から6年ぶりの主演になる。『類いまれな存在感と圧倒的な演技力』で、たくさんのヒット作に主演してきた永作は、どんな奇妙な世界に案内してくれるのだろうか。
「一本足りない」のあらすじ
永作が演じるのは、真面目なサラリーマンの夫、女子大生の娘と高校生の息子を持つ平凡な主婦、風見綾子、45歳。
幼い頃から身についた完璧主義で、家の中を常に隅々まで美しく機能的に整えている。料理も手抜かりなし。主婦業の全てを完璧にこなしている。
「ここは私が人生をかけて作り上げた完璧なお城」
だからこそ、その完璧なものが壊される恐怖は、常に彼女を脅かしている。そのため、決して目を離さずにいつもそばで見守ることで、その完璧な城を守っていた。
ある朝、いつものように完璧な朝食と弁当を用意していると、シンク下の包丁入れの包丁が「一本足りない」ことに気付く。
その上、朝食にも手をつけず、弁当もそのままに、家族が家から姿を消している。憤慨する綾子。そんな時、テレビから、包丁で会社員を刺殺した通り魔の少年のニュースが流れる。
永作博美が平凡な主婦役?
永作博美が、デビュー当時『ribbon(リボン)』というアイドルグループで活動していたことを知っている人は多くないのではないだろうか。それほど、アイドルから女優に転身した後の活躍が素晴らしいのである。
1991年にドラマ、2003年に映画デビューしてから、数々の話題作に出演。その演技力は高く評価され、多くの映画賞を受賞している。
2011年の映画「八日目の蝉」では、愛人の子供をさらって我が子のように育てる女性を演じ、日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。映画は19万人を超える観客動員数を記録した。
これまで、どちらかというと、平凡とは遠い『魔性の女』であったり『幸の薄い女』などを演じることが多いという印象だが、いくつになっても少女のような笑顔を持つ永作がそのような役を演じることで、かえって魔性や不幸を際立たせるという逆相乗効果をもたらしている。
もちろん、永作の演技力がなせる業なのだが、いつまでも変わらない彼女の容姿も、観ている側の想像力を掻き立てる材料の一つになっているように思う。
今回の「一本足りない」では、珍しく平凡な主婦の役なのだが、ふたを開けてみたら平凡とは真逆の人物だったというオチが待っていそうである。
番組の公式サイトには、永作が血まみれの包丁を持ってにっこり笑っているシーンが掲載されている。この血まみれの包丁が、「一本足りない」包丁なのか。そして、この包丁は会社員を刺殺した通り魔少年と何か関係があるのか。もし関係があるならば、朝食も食べず弁当も持たずに姿を消した家族は、事件に巻き込まれたのか。何より、この血まみれの包丁をなぜ平凡な主婦である綾子が持っているのか。
この写真だけで、たくさんの謎が浮かぶ。くったくのない笑顔と血まみれの包丁。このギャップの恐ろしさが、永作の無垢な笑顔でさらに増しているように思う。永作だからこそ、の現象なのかもしれない。
今回の役を演じた永作はその内容を、「ちょっと複雑で、リアルなのか妄想なのか混乱する部分があると思いますが、ドラマを見ている方も、まさにその混乱する恐怖を主人公と同じように味わえる作品です」と語っている。自分も混乱しないように気を付けて演じた、とも振り返っている。
このシリーズで最多主演を誇る永作博美。『ミス奇妙』の異名を持つ彼女の怪演は見逃せない。
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