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京都府京丹後市の市営弥栄あしぎぬ温泉を利用した男性が毒蛇のマムシにかまれる被害に遭ったそうです。
温泉と言えば日ごろの疲れを癒す場所として利用者が多いですし、日本人はもともと温泉が大好きなので「秘湯」と呼ばれるような険しい場所にあるような温泉でも喜んでいくような人も多いです。
このあしぎぬ温泉は果たして「秘湯」だったか、それとも本当に危険な状態を放置している場所だったのでしょうか?
あしぎぬ温泉は本当に危険な場所だったのか?
被害に遭った男性によると、マムシに噛まれたのは5月15日夜のこと。
滝つぼのわきにある露天風呂を利用しようと暗い山道を歩いている時に、左足に何かに噛まれたような痛みを覚えたそうです。
その場では何があったのかわからず、露天風呂を利用して帰宅したのですが、帰宅中もどんどん痛くなる足の痛みに「なんだろう?」と思っていたそうです。
家に帰るころには足は腫れ上がり痛みも我慢できない状態になったので、家族に連れられて病院を受診した結果「マムシに噛まれた跡がある」とそこで初めて告げられたのだとか。
夜の山道は確かにマムシなどが動き出す時間帯であることは確かで、特に水に近い場所ともなればマムシが出やすい場所であることは昔から知られています。
市から温泉の管理を請け負っている指定管理者は、下草を刈るなどしてマムシが出ないように配慮をしてきたとのことですが、マムシなどの小動物の進入を防ぐ柵や網などは設置していなかったそうです。
管理不行き届きなのか、利用者の注意不足なのか
この件、市の管理不行き届きなのか利用者の注意不足なのか、正直言って判断しづらい件ではあります。
利用者目線で考えてみれば、市が管理する温泉なのだから「安心」と考えることは十分あり得るでしょう。
やはり公の施設と言うものは利用者から見れば信頼を置かれるものですから、その信頼にこたえるだけの対策を十分に行うべき、と言うのが一般的な見方です。
例えば「マムシ注意」などの看板があったのとなかったのとでは当然責任の度合いも変わってきますが、現地にはマムシへの注意を喚起する看板はなかったようですので、管理者である市の落ち度は否定できないでしょう。
都会に住んでいる人はマムシの存在に気付かない人もいるでしょうから、もう少し安全対策を講じるべきでしょう。
温泉を管理する市から言えば、都会からも多くの観光客に来てほしいのであればなおのこと対策を講じるべきだと思います。
マムシの毒は場合によっては死に至る場合もある恐ろしい毒ですので、温泉を利用する側の私たちも「自然の中にある危険」については理解しておくことも大事です。