東京都議のおときた駿氏が、所属する都民ファーストの会を離党するということが報道された。
都民ファーストと言えば、「希望の党」党首として話題を集めている小池百合子都知事が特別顧問を務めていることから、希望の党の手法に対して反発しているものと見られている。
おときた駿氏の離党報道
報道内容によると、おときた駿都議は「東京大改革」を掲げて当選したはずの小池百合子都知事が、「希望の党」という国政政党を立ち上げたこと。
そして、都民ファーストの会の幹部人事を決める際、執行部の3人だけで決定してしまった点に不満を感じているとのことだ。
特に幹部人事に関してはおときた氏自身が「自民党よりひどいブラックボックスだ」と発言するほど、強い憤りを感じているのである。
おときた氏と言えば、小池百合子氏が東京都知事選挙へ立候補する際にも熱烈に支援し、都民ファーストの会・初代幹事長を任された人物であることから、大きな影響を与えることは必至なのではなかろうか。
これに対し、都民ファーストの会執行部の役員が会見を行ない、「おときた氏が離党するのは、希望の党から衆議院選挙の公認が取れなかったからではないか。」という旨を述べたことに関しても、世間からは大きな注目を浴びている。
おときた氏本人からの反論
これに関して、おときた氏本人から反論のメッセージが公開された。
それは、離党を検討している点は紛れもない事実であるということだ。
その理由としては、3つ。
(1)小池百合子都知事の政治姿勢へ疑念を抱いていること、そして(2)都民ファーストの会が自身の方針とズレていること、さらに(3)国政政党である「希望の党」に対する不信感を抱いていることが挙げられている。
さらに注目したいのが、都民ファーストの会執行部による会見内容「おときた氏が離党するのは、希望の党から衆議院選挙の公認が取れなかったからではないか。」という点について、真っ向から否定している点だ。
それに加えて、「希望の党」からは、複数回に渡って衆議院選出馬への強いオファーがあったと主張している。
つまり、実際には出馬へのオファーがあったのだから、そもそも「公認が取れなかった」という点が明らかに事実と反しているのが本人の主張だということになる。
いずれにしても、本人からは一両日中に結論を出し、記者会見の場で説明するということなので、引き続き報道内容には注目していきたい。
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