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パラダイス文書が世界を騒がせている。このパラダイス文書とはタックスヘイブン(租税回避地)関連資料のことだ。
このパラダイス文書には世界で活躍している企業や個人の情報もある。そして、日本企業や日本人個人の名前まで流出しているのだ。
パラダイス文書とは?
パラダイス文書とは国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手したタックスヘイブン関連資料のことだ。租税回避地法人設立を代行する法律事務所の内部資料などのことである。簡単に言えばタックスヘイブンに設立された法人などに関する資料のことをパラダイス文書と名付けているのである。
このパラダイス文書がなぜ世界を騒がしているのか。それは、パナマ文書と同じ原理だ。タックスヘイブンでは税金が著しく低い。そのため、大企業やお金持ちがタックスヘイブンの地域にペーパーカンパニーを設立し、お金を移すことで納税を免れている可能性があるのだ。
現在わかっているだけでも、米アップル社や英国のエリザベス女王などの名前が挙がっている。パラダイス文書のデータ時期は1950年~2016年であり、政治家や王族などの有力者は127名、法人など事業体は2万4996もの名前がわかっているのだ。
日本の企業や個人の名前も!
パラダイス文書の中には日本の企業や日本人の名前も入っている。丸紅や住友商事、日本郵船、東京電力などさまざまな大手日本企業の名前が挙がっている。また、現在わかっている政治家としては鳩山由紀夫の名前も確認されているようだ。
今のところ現在の国会議員や官庁幹部などの名前は見つかっていないという。
さらに、漫画・アニメ『ドラゴンボール』で有名な漫画家・鳥山明の名前もあったことがわかっている。鳥山明によると「日々多忙のため、税務面はおまかせしていますのでお話しできることはありません」とのことである。
このように、パラダイス文書には日本の企業や個人も載っているのである。今後さらに情報は開示され、詳しくわかるのではないだろうか。
パラダイス文書に記載されている企業や個人は、言わば脱税疑惑がかけられているということだろう。タックスヘイブンの地域にペーパー企業を作り、お金を流すことで税金を逃れていた可能性があるのだ。
パナマ文書の流出の際にも世界中で有名な企業や個人の名前があった。そして今回のパラダイス文書でも世界的企業や個人の名前がある。しかし、タックスヘイブンというのは残念ながら合法だ。タックスヘイブンのあり方について世界的に考えるべきではないのだろうか。