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大手不動産会社のレオパレス21をめぐる不祥事が注目されています。
直近のニュースでは、入居者7782人に対して転居要請をするなど、問題のあったアパートだけではなく、会社全体の問題となっています。
今回は、レオパレス21の施工不良は意図的だったのかという疑問についてまとめていきます。
施工不良の内容は?どんな影響があるの?
施工不良の内容は、「界壁」と呼ばれている防火・防音性に影響のある部材が天井裏に未設置、もしくは設置範囲が不十分だったことです。
この施工不良は、建築基準法違反の疑いもある内容で、万が一火事などが起こった場合、一部屋だけではなく、建物全体に延焼する危険性もあります。
レオパレス21側は来年6月まで管理している全てのアパート(3万7853棟)を調査し、不備があれば全て改修すると発表しています。
レオパレス21はこれまでも、サブリースの一方的な契約解除や賃料減額の問題、管理物件の修繕に関し、事前に決められていた修繕をほぼ実施していなかったとして、昨年から多くのアパートオーナーに訴訟を起こされています。
そして火に油を注ぐように、今回の不祥事が発覚しました。
レオパレスの施工不良は不動産業界では有名だった?
今回のレオパレスの不祥事を受けて、他の不動産会社の社員は口をそろえて「やっぱりか」という発言をしています。
もともとレオパレス21の物件は壁が薄く、隣の住民の話声が丸聞こえになるなどの問題があったようです。
テレビ番組のガイアの夜明けで、レオパレス21が管理している物件の調査が行われ、壁材としてベニヤ板一枚という物件もあったことが明かされています。
不動産業界では1棟だけならまだしも、複数の棟で同じような苦情がくるのは、はっきり言って異常なんだとか。
管理しているアパートの修繕内容をコストカットしたことで起こった施工不良問題と捉えられています。
過去にはそんな施工状態のアパートオーナーから訴訟を起こされ、長い間裁判をしていました。
裁判でレオパレス側は、違法性はないと一貫して主張していましたが、今回の不祥事発覚で、違法にまみれた施工をしていたことが発覚したことになります。
これらの報道から、レオパレスの施行不良は意図的に行なわれた可能性が高いです。
今回の不祥事で一番困っているのは、現在レオパレス物件に住んでいる住民たちです。
引っ越し費用は全てレオパレス側が負担すると表明していますが、住み慣れた土地を離れ、新しい住居に住むのは一筋縄ではいきません。
子供さんがいる場合、転向などをせざるを得ない可能性もありますし、会社までの距離が長くなる可能性もあります。
人間に必要不可欠な「衣食住」の内、「住」が損なわれると、それだけ負担や影響も大きくなることが分かりますね。
今後、住民たちの転居がスムーズに進んだとしても、レオパレス21の評判は急激に下降するのは間違いないでしょう。
レオパレスがどのように会社を建て直していくのか、日本全国のレオパレスユーザーや不動産関係者が注視していくはずです。
これからのレオパレス不祥事報道に要注目です。