日馬富士は暴行事件の責任を取る形で引退することが発表され、記者会見を行った。そこで注目されているのが退職金についてだ。日馬富士の退職金は2億円を超えるとみられている。今回は相撲力士の退職金の相場はいくらなのかについて紹介していきたい。
力士の退職金の相場はいくら?
相撲力士は引退すると退職金を受給することができる。ただし、角界では退職金という言葉を使わず、養老金と勤続加算金と呼ばれている。さらに特別功労金も退職金に含まれるだろう。また、受給資格は幕内連続20場所以上、もしくは幕内通算25場所以上の相撲力士となっているのだ。ただし、除名処分された相撲力士については無支給となっている。
養老金の相場は横綱1,500万円、大関1,000万円、三役763万円、平幕763万円、十両475万円だ。勤続加算金は各地位での場所数に応じた金額が支給される。横綱50万円、大関40万円、三役25万円、平幕20万円、十両15万円だ。
特別功労金は現役時代の実績に応じ支給されるものだ。ちなみに、数々の問題を起こした朝青龍は1億2,000万円もの特別功労金を支給されている。このように、相撲力士の退職金の相場は現役時代の地位によって大きく異なるのである。
日馬富士の退職金はいくら?
力士の退職金の相場がわかると気になるのが日馬富士の退職金だろう。日馬富士は除名されたわけではなく、退職金も支給されることだろう。まず養老金は横綱であることから1500万円だ。
また、日馬富士の勤続加算金は横綱(50万円×28)+大関(40万円+21)+三役(25万円×11)+平幕(20万円×12)+十両(15万円×3)=2,800万円だ。さらに、日馬富士には特別功労金も支給されることになるだろう。似たような事例で引退した朝青龍の時には、1億2,000万円の特別功労金だった。朝青龍は優勝回数が25回であり、日馬富士は9回と約1/3の優勝回数となっている。そのため、約4,000万円の特別功労金になる可能性が高いのではないだろうか。
また、引退した際には報奨金の積み立ても支給される。それらを含まれると2億円近くは支給されることが予想されるのだ。
相撲力士の退職金の相場は地位によって全然違う。番付上位に行けば行くほど退職金も増える。養老金も勤続加算金も番付上位だと増えるのだ。しかも、特別功労金まで支給される。
日馬富士は引退したが、報奨金も含めると2億円近く支給される可能性が高い。約2億円もの大金を手に入れる日馬富士だが、引退後はどんな活動をするのだろうか。
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