【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
自動車メーカーのスバルが、エンジンの不具合を理由に大規模なリコールをする予定であることが報道されました。
今回は、スバルのリコールによって無償修理される対象の車種についてまとめていきます。
リコール報道の概要
スバルのリコールは、今になって起こっていることではありません。
23日に2018年9月中間連結決算の業績予想を下方修正し、当初から301億円引き下げ、490億円に設定しました。
リコールに伴う費用が利益を圧迫する模様で、営業利益の部分でも1100億円から610億円に下方修正されています。
スバルでは昨年からブレーキの不具合や新車の無資格検査問題などが多発し、今回のリコールによって、さらなる企業イメージの悪化は避けられないとしています。
ちなみに、トヨタから受注生産している「86(ハチロク)」も今回のリコール車種に含まれており、トヨタ側への損害賠償も含めると、かなりの損害額に上ることが予想されます。
リコール対象車種は?
今回のリコールで発表されている車種は下記の8車種です。
車種名:レヴォーグ、型式:DBA-VM-4、DBA-VMG
車種名:WRX、型式:DBA-VAG、DBA-VAB
車種名:インプレッサ、型式:DBA-GK2、 DBA-GK3、 DBA-GK6 、DBA-GK7 、DBA-GT2、DBA-GT3、DBA-GT6、DBA-GT7
車種名:XV、型式:DBA-GT3、DBA-GT7
車種名:フォレスター、型式:DBA-SJ5、DBA-SJG
車種名:レガシィ、型式:DBA-BN9、DBA-BS9
車種名:エクシーガ、型式:DBA-YAM
車種名:BRZ、型式:DBA-ZC6
スバルの人気車種であるレガシィやインプレッサ、WRXなどの平成29年12月14日から12月29日までに製作された車体がリコール対象になっています。
詳しい車体番号は、スバルの公式ホームページのリコール対象車両検索で調べることができます。
URLはこちら↓
スバルが国土交通省に提出したリコール届出には、「 車両製作工場の完成検査において、完成検査工程における合否判定が不明確な可能性があるため、道路運送車両の保安基準に関する検査が適切に行われていなかった。」ということが原因として記載されています。
また、改善措置として「全車両、指定整備工場において点検および自動車検査員による確認を行う。道路運送車両の保安基準に関する不具合が認められた場合は是正する。」とあります。
今回の報道ではエンジンの不具合ということが報道されている他、301億円の業績下方修正を行なっていることから、かなり大掛かりな修理、点検が必要になるのは間違い無いでしょう。
自動車業界のリコール騒ぎもそうですが、近年は自動車メーカーによる不祥事が相次いでいます。
国外販売を営業の柱にしている自動車メーカーは、リコールや不祥事によって、大きなダメージを受けるでしょう。
以前、こちらのブログでも消費税10%で恩恵を受けるのは国外に商品を販売しているメーカーが大きな恩恵を受けると述べました。
消費税云々という前に、販売する商品に対して、きちんとした責任を持って販売してもらいたいものです。
利益重視、売上重視なのも理解できますが、車は私たちの命を乗せています。
自動車メーカー各社には、その基本をもう一度考えて自動車製造に携わって頂きたいものですね。