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XRP(リップル)は、世界中のメガバンクと提携発表などの好材料もあって2018年1月に400円代という高値を記録しましたが、その後はどんどん下がっていき、現在では60円前後をうろうろしています。
どうしてリップルは好材料が多い割に価格が上昇しないのでしょうか?
今回はリップルが好材料でも上がらない理由について調べてみました。
そもそもリップルの機能自体が上がりにくい
前述しましたが、リップルは国際送金のスピードアップを図るために生まれた仮想通貨です。
両替用の通貨「ブリッジ通貨」の側面が強く、価値保存ができ、決済にも利用できる基軸通貨であるビットコインとは趣きが異なります。
同じような通貨にドルの価格と連動しているテザーなどがありますが、そのテザーも1テザー=1ドルで取引されており、ビットコインのような価格上昇は起こっていません。
ただ、リップルがテザーと異なるのは、発行枚数に上限があるという点です。
1000億XRPまでしか発行できず、現在市場で取引されているリップルはおよそ400億XRP前後です。
管理元であるリップル社が、70億程のXRPを保有しており、残りの530億XRPはエスクロー状態のままで取引を一定期間凍結されている状況です。
ブリッジ通貨として、多くの金融機関がリップルのシステムを利用したいと提携をしていますが、そこで仮想通貨リップルが使われるとは限らないとも言われています。
リップルのシステムを使って、銀行独自の通貨をやりとりできるようになると、リップルのシステムだけが利用され、仮想通貨リップルの価値はなくなってしまうためです。
世界中の主要銀行が提携しているという好材料ではありますが、仮想通貨リップルを使った取引のインフラ整備がまだ済んでいないことも価格が上がらない要因と見られています。
ビットコインのように市場をけん引する仮想通貨の不在
リップルはビットコインなど価格変動が激しい仮想通貨とは違い「投機性」に乏しい仮想通貨と言われています。
ブリッジ通貨であるリップルには、ビットコインのような市場に影響を与える親通貨が存在しません。
イーサリアムやビットコインキャッシュといったアルトコインには、ビットコインという巨大な存在の価格変動に、それぞれの通貨価値が左右されがちです。
しかし、ブリッジ通貨であるリップルには、そういったリップル自体の価格を引き上げてくれるような存在の仮想通貨がいないため、リップル本体が価格上昇のために頑張る必要があります。
それが価格上昇を妨げている要因のひとつとも言われています。
個人的には、リップルに期待しています。
その理由は現在価格の安さと、エスクローで凍結している通貨自体がまだ市場に出回っていないためです。
リップル社は1か月に10億XRPずつ売り流して利益を確保しています。
需要がそれほどないこともあり価値が上がりにくく、需要がないのに、毎月大量の供給量が増えるという材料は、リップルの価格上昇を妨げる材料です。
しかし長期的に考えれば、今買っておくと、後から化ける可能性がある仮想通貨であるとも言えます。
2018年の1月の高騰と同じような状況になれば、投棄コインではなく、投機コインになる可能性もあります。
また、インフラが整って、国際送金に利用される通貨の割合がリップルよりになってくれば、現在の需要と供給のバランスが一気に逆転することも予想されます。
一概にリップルは価格が上がらないから、捨てコインだと断罪するにはまだ早いと思うのは私だけではないはずです。