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2019年もセンター試験が始まり、1月19日から20日にかけて全国で約58万人の受験生が大学入学を目指して試験に挑戦しています。
いわゆる「センター試験」と呼ばれるこの試験ですが、もうすぐ現在の制度での試験は終了となることは、受験生とその家族、教育関係者しか興味を持っていません。
実際、新たな試験方式はどのようなものになるのでしょうか?
そして、新たな試験方式が導入されると、浪人生活が困難になってしまうのでしょうか?
現在のセンター試験は2020年で終了
大学への入学はだんだんと「緩やかな門」と言われるようになってきました。
ランクを言わなければどこでも大学に入学できるようになった時代、大学生そのものの資質低下が懸念されるようになりました。
そこで、大学生(=学士)と呼ばれるにふさわしいだけの専門的な知識はもちろん、それを習得できるだけの基礎学力を有しているかどうかを入学時に把握するように改めるのが制度改正の目的です。
現在のセンター試験は2020年1月実施分で廃止され、2020年度から「大学入学共通テスト」として改正されます。
「大学入学共通テスト」はこれまでのセンター試験と同様、1月中旬に2日間をかけて実施されます。
2018年4月の時点で高校1年生の学生から共通テストでの大学入試に切り替わります。
浪人生や今の高校2年生は苦労する?
共通テストは浪人生であろうとなかろうと関係ありません。
もし浪人生活をしている人がいれば、2019年度分までは現行のセンター試験、それ以降は共通テストでの大学入試となるので、入試対策も「赤本」も共通テストに合わせて対策をやり直す必要が出てくるのです。
また、現在の高校2年生はセンター試験を受けて希望の大学に入学できなかった場合、共通テストの対策をやり直しつつ基礎学力を高めるというしんどい浪人生活を送る可能性が出てくるのです。
いずれにせよ、試験制度が変われば今までの傾向や対策が一切役に立たない場合も出てくるので、浪人生活は非常に苦労すると考えた方がよさそうです。
ランクさえ気にしなければどんな大学でも入学できる時代は、今回の共通テスト導入で終わりを迎えるでしょう。
世界的に先進国の人口減少が危惧される中、日本でも人口減少に伴い人材不足が懸念される中、有能な人材を育てるために大学を活用するという本来の教育をもう一度やり直そう、そのための取り組みが共通テストの実施といえます。
パソコンOS開発やバイオテクノロジーなど一部の部門では日本はトップの座から転がり落ちている実情を見ると、大学=しっかりと専門的な知識を身につける教育機関、という位置づけは極めて重要ですから、今回の制度変更はやむを得ないと思います。