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3月8日に将棋の第68期王将戦1次予選2回戦が行われ、藤井聡太六段と杉本昌隆七段が対戦した。
杉本七段は藤井六段の師匠にあたり、公式戦で両者が対戦するのは今回が初めてとなる。
藤井六段の師匠である杉本七段の実力はどうなのだろうか。そして、弟子である藤井六段との初対決の結果はどうなったのだろうか。
藤井六段の師匠・杉本七段の実力は?
中学生棋士として注目を浴びた藤井六段の師匠にあたるのが杉本昌隆七段だ。杉本七段も実力のある棋士だ。板谷進9段の弟子であり、21歳でプロ入りしている。
1998年度のNHK杯テレビ将棋トーナメントでベスト4進出、2001年の朝日オープン将棋選手権で決勝進出し、準優勝するなど実力ある棋士なのだ。また、実力だけでなく、振り飛車の定跡についても整備したのが杉本七段だ。
将棋における定跡とは、序盤戦における最善の手順のことである。杉本七段は奨励会から振り飛車を使い、振り飛車の定跡を整備した功績があるのだ。それだけ、杉本七段が研究熱心であることがよくわかるだろう。
そんな杉本七段だけに、弟子である藤井六段との師弟初対決は非常に注目なのだ。
師弟初対決の結果は?
3月8日、藤井六段と杉本七段は公式戦で師弟初対決を行った。結果は、激戦の末に弟子の藤井六段が勝利を収めた。午前10時に始まった対局だが、59手目に千日手となる。
千日手とは、1局中に4回手番が全く同じ状態が現れたことであり、千日手となると先手・後手を入れ替えて最初から指し直すのだ。差し直し局では、杉本七段は四間飛車で藤井六段は居飛車の穴熊で応戦。
徐々に藤井六段が優勢となっていき、111手で見事に藤井六段が勝利をしたのだ。初の師弟対決で注目度の高い対局となったが藤井六段・杉本七段だが、お互いに全力を出し切れたのではないだろうか。
将棋の世界では、公式戦で師匠に弟子が勝つことを「恩返し」と表現をする。まさに今回は、藤井六段が「恩返し」を果たしたのである。
杉本昌隆七段と藤井聡太六段により、公式戦で初めての師弟対決が3月8日に行われた。結果は、千日手で差し直しの末に、藤井六段が111手で勝利を収めた。
これで藤井六段じゃ「恩返し」を果たすことができたのである。杉本七段としては、悔しさと嬉しさがあるだろう。負けた悔しさと弟子がここまで育ったという嬉しさを味わっているはずだ。
いずれにしても、藤井六段と杉本七段が今後も活躍するのを期待したい。