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連日ニュースで報道されている海上自衛隊哨戒機の低空飛行問題。
日本と韓国の外相会談でも話題になり、双方の言い分が食い違ったまま、抗議の応酬が繰り広げられました。
今回は、低空飛行問題の発端となった事件と、問題の哨戒機についてまとめていきます。
問題の発端になったレーダー照射問題
今回の事件の発端とも言えるのが、2018年12月20日に発生した韓国海軍駆逐艦から海上自衛隊第4航空群所属哨戒機への火器管制レーダー照射問題です。
日本の防衛省としての公式な声明文を発表し、今回の事件の事実を認めさせ再発防止を徹底することを求めています。
対する韓国側は、日本の主張を真っ向から否定しています。
防衛省も、今回の事案に対する韓国側の協議はこれ以上続行不可能と判断した旨を記載しました。
低空飛行問題は、この日本側の対応への報復措置として韓国側がねつ造した事実と見られています。
話題になっている哨戒機とは?
低空飛行をしたと韓国に主張されているのは、海上自衛隊が所有する対潜哨戒機です。
現在海上自衛隊を保有している対潜哨戒機は、P-3Cという型式の物で、アメリカ海軍でも採用されている機体です。
自衛としての機能を持つほか、気象観測機や、消防機などの非軍用機などにも転用されています。
P3-Cは、対潜水艦戦機材を向上させた機体として1975年から現在までで118機が製造されています。
Pという頭文字は、「PATROL」のPで、電子哨戒機は「ELECTRONIC PATROL」の頭文字からEPという型式名が付いています。
P-3Cの特徴は、扱いやすい飛行特性と、発着陸の快適性、長時間滞空性能というPシリーズの特徴を受け継ぎつつ、直近のモデルであるP-2哨戒機よりも大型化したことによる居住性の向上(搭載力の向上)が実現したモデルです。
機動性も高く、鹿児島県の鹿屋航空基地の航空ショーでは、低空での急旋回を披露するなどしています。
今回の低空飛行問題では200フィート(60m)の高さで威嚇されたと韓国側が主張していますから、哨戒機の性能上、低空飛行は可能であることが皮肉にも証明されたという事になります。
今回の韓国側の主張や、公開された動画には不自然な点が多いという指摘が相次いでいます。
公開された動画では、哨戒機の高度を示す200フィートの表示が不自然なものになっており、意図的に2000フィート(600m)の「0」が消されたような状態であったことが指摘されています。
また、韓国国内で報道された画像では、明らかにコラ画像(合成)とわかる画像を使って、日本の哨戒機がさも韓国海軍を威圧しているかのような表現をしています。
徴用工問題や、慰安婦問題、レーダー照射問題に加えて今回の低空飛行問題は、今後の日韓関係に大きな亀裂を生むことは間違いないでしょう。
日本側も以前に比べて毅然とした対応をしているため、今後も韓国側から色々なアプローチをしてくるはずです。
その時には、日本政府がさらに毅然な対応をすることを切に願います。