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大阪の四条畷市(しじょうなわて)に現職最年少の市長が誕生し、話題を呼んでいる。
なんと28歳という若さでの、当選に、驚きを隠せないが、何より特筆すべきなのは、無所属でそれも現職の市長を破っての当選と言うことだ。
本人も「1人で始めた選挙活動」と語っており、ユーチューブなどで呼びかけた結果での当選だから、喜びもひとしおだろう。
しかし、当選と言うのは「ゴール」ではなく「スタート」なのだ。
これからの活躍があってこそ、当選した甲斐があるというものだが、実はこの、東修平市長の経歴を見た時に、この男はやるかもしれない、そんな気にさせてくれるのである。
華々しい経歴?新人市長の素顔に迫る
まずその経歴についてだが、京都大学を卒業していて、大学院まで出ていることから、相当頭は良いだろう。
そして卒業後、外務省で勤務。
エリート街道まっしぐらと思われたが、わずか1年半で退職。
その後「野村総合研究所」でコンサルタントとして、インドを拠点に、アジアを飛び回る。
そして選挙の1年前に退職し、今回の当選となったのだが、経歴を見ても非常に期待できるだろう。
京都大学出身という事から、難しい法案なども自分で立案できるだろう。
よく、政治家が法案などに詳しくなく、役人が法案の骨子を作るため、役人に頭が上がらないと言う話がある。
大抵法律には抜け道があり、それは役人に有利なように作られていることが多い。
それは、公務員の年金制度を見ても明らかだろう。
外務省勤務という事から、役人の体質を知り尽くしていて、おまけに頭も切れる。
役人にとっては、これほどやりにくい相手はいないだろうが、市民にとっては良い政治家という事になる。
さらにコンサルティング業務をしていたことから、経済にはミクロとマクロがあるものの、経済の専門家とも言える。
経済手腕にも期待したいが、不安があるのも事実だ。
無所属新人で議会と上手くやっていけるのか?新人市長の試練
不安があると言ったが、自治体の首長はある程度の権限は持っているとはいえ、大きな事をやろうとすると必ず議会の承認を得なくてはいけない。
という事は、ある程度議員の機嫌も取らないといけないということだ。
ましてや、何のバックボーンもない、新人の、それも自分の息子ほど若い市長なら、言う事を聞かなくても当然だろう。
大阪市の橋下市長が、議会を上手く抑えられずに、辞任してしまったが、その二の舞にならないようにして欲しい。
とはいえ、この東市長は何か持っていると思う。でなければ、今回の当選は無かっただろう。
どこまでやれるかは本人次第だが、スタートラインに立った市長に期待したい。