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自動車メーカーでは様々なリコールが発覚していますが、スバルのリコールはメーカーが隠ぺいしていたり、本来行うべき検査をずさんに行っていたことなどが要因となっていて、ユーザーの不安を駆りたてる結果になりました。
検査の不備が明るみになって以降も、スバルから様々なリコールが出されるので、実際の所、今どの車が安全なのかわからなくなっています。
そこで、11月9日現在のスバル車種リコール情報について整理してみました。
今回のリコールは9車種・約10万台
11月8日にスバルが発表したのは、以下の車種についてのリコールです。
インプレッサ
レヴォーグ
WRX
XV
フォレスター
レガシィ
エクシーガ
BRZ
86(トヨタ車・スバルBRZのOEM供給車)
これらの車種のうち、実際にリコール対象になるのは2018年1月~10月までに製造された約10万台になります。
リコールの内容は、ブレーキ検査が法律に沿って行われていなかったとのことで、実際の検査場では検査中に人がブレーキペダルを押して性能値を改ざんしていたとされています。
実際に事故に至る可能性はわかりませんが、少なくとも本来合格ではなかった車両がそのまま販売されている可能性は捨てきれません。
2017年には約43万台のリコールを出していたスバル
スバルの車両の安全性が問われているのは、2017年に大量のリコールを出しているからです。
2017年11月には、今回のリコール車種と同じ9車種で検査結果の改ざんが行われていたということで、約43万台のリコールを届け出ています。
2018年10月の追加リコールは、2017年のリコールの原因であった「検査結果の改ざん」が、その後も2018年10月まで行われていたことが原因としています。
スバルでは、2017年のリコール以降検査体制の見直しを図ってきたところでありましたが、実際に検査に携わる社員の意識がまだ不十分で、慣例のままに不十分な検査を行ってきたことが明るみになったわけです。
スバルでは速やかに対応を行ったと説明していますが、1度ならずも2度も同様の理由でリコールを出すありさまですから、いくら説明しても理解してもらえることは少ないでしょう。
スバルだけでなく、三菱や日産など、多くの自動車メーカーが自社都合によりリコールを出し続けていますが、自動車メーカーとしてあるまじきことです。
自動車は事故を招くと運転者や同乗者だけではなく、路上にいる多くの一般市民を巻き込む事故を引き起こす場合があり、使い方を間違えれば「凶器」になってしまうものです。
包丁が便利な道具であるのは、使い方を理解している人が使うからですが、自動車も使い方を理解している人がルールを守って乗っているからこそ、便利な道具なのです。
今回のリコールは、「便利な道具」であることの根幹を覆す出来事ですから、特にスバルは信頼回復のために目に見える行動を起こす義務があると言えます。