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広島県や岡山県での豪雨災害は未曽有の犠牲者を生む大災害になりました。
そんな中、岡山県真備町で賞賛を受けたある男性の行動が話題になっています。
なんと水上バイクで家から避難所に向かえない高齢者を救助したというのです!
今回は、そんな奇跡の救出劇を行った人物についてまとめていきます。
豪雨災害の恐ろしさ
2018年7月19日現在、西日本豪雨災害での死者や行方不明者は、200人を超える被害になっています。
死者の内、多くの犠牲者は「高齢者」だったことも報道されています。
床下浸水の被害だけならまだしも、河川の氾濫による鉄砲水に流されて亡くなった方や、豪雨の影響で山崩れが起きて犠牲になった方も多くいらっしゃいます。
床下浸水は、放っておいても浸水が収まるわけではありません。
一刻も早い避難や救助が必要な「水の災害」です。
東日本大震災で多くの被害者を生んだのは、「津波」だったことは記憶に新しいです。
それほど、「水の災害」というのは、人命を危険にさらす災害だということを改めて認識させられた今回の西日本豪雨でした。
水上スキーで救助を行った男性とは?
水上スキーで120人の救助を行ったのが、岡山県総社市の建設業に従事する「内藤翔一」さん(29歳)です。
内藤さんは岡山県真備町出身です。
救助をしたきっかけは、現在は岡山市に住んでいる真備町出身の後輩から頼まれたのがきっかけだったようです。
地元の浸水被害に何かできないかと考えていた矢先のことだったそうです。
元々趣味だった水上スキーで小型船舶の免許をもっていた内藤さんは、友人から水上スキーを借り受け、一路地元へ救助に向かいました。
地元の後輩の母親を救助しようとしたときに、他の住民たちも同じように、家の中に取り残されているのを見て、水上スキーを使っての救助を決心したそうです。
真備町に到着したころには、すでに水かさが民家の2階部分にまで上がっていたそうで、避難をしたくてもできず、住民たちは、ベランダや屋根に上って救助を待つしかありませんでした。
そんな中、水上スキーを使って高台のお寺までピストン輸送を繰り返し、120人を救助した内藤さん。
途中、流れてきたごみや流木で水上スキーが転倒することもあったそうですが、めげず救助活動をつづけました。
水上スキーは、釣り船と違い、スクリューがない船舶です。
浸水地帯では、ごみなどがスクリューに絡まる危険性もないため、救助にはうってつけの乗り物です。
救助し終えた頃には、水上スキーはボロボロになっていたそうです。
次の日には、避難所の炊き出しにも参加していた内藤さん。
救助した人達からは「内藤さんは町のヒーロー。命の恩人」と言われています。
地震や水害の多いのは日本だけではありません。
熱帯地方のインドネシアや、中国、イタリアでも同様の災害が起こっています。
しかし、日本と外国の災害被害の違いは、国民性にあるのではないでしょうか?
同じ規模の災害が起こったとき、最優先されるのは「人命」です。
私たち日本人は、DNAの中に「人助け」をする遺伝子が組み込まれているのではないでしょうか?
東日本大震災や、西日本豪雨はもちろん、海外の災害に対しても積極的に救助部隊を派遣するのは日本です。
そんな国を誇りに思いますし、自分自身も何かできることはないかと考えらせられる今回の内藤さんの活躍でした。
Twitterには、「内藤さんのような人が増えれば、日本は災害に負けない強い国になる」という投稿もありました。
まさしくその通りだと思います。
一人一人の力は小さなものですが、「何かしたい」と思って行動に移すことで、一人でも多くの人命が助かるのではないでしょうか?
日本人として、内藤さんのように「何かしたい」という思いを常に持っていたいものです。