【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
先場所で優勝した関脇・貴景勝の大関昇進がここにきてクローズアップされてきました。
1月26日時点で11勝3敗となり、関脇・玉鷲に1敗差につけていることから、千秋楽の取り組みや結果次第では大関昇進も十分に見込めるようになったからです。
横綱・稀勢の里の引退をきっかけにしてどんどん上位力士が休場する中、いきなり降ってわいてきた貴景勝の大関昇進の可能性。
これには、日本相撲協会の思惑が見え隠れしています。
日本人の上位力士が不調&高齢化
稀勢の里の引退を皮切りに横綱・鶴竜、大関・栃ノ心もケガのために休場。
1月26日からは横綱・白鵬もケガで休場するなど、上位陣は総崩れになっています。
唯一頑張っている大関・高安と豪栄道も優勝を争うまでの成績を残せていないので、平幕の玉鷲と貴景勝が初場所の話題を一手に担っている有様です。
特に、稀勢の里引退後は日本人横綱が再びいなくなり、高安も豪栄道も横綱昇進を目指すには心もとない成績ばかりで、日本相撲協会も「モンゴル勢」ばかりの活躍だけでは不十分と考えている節もあります。
現在の上位陣に日本人横綱の誕生が見込めるとすれば「貴景勝」だけ?
現状では、日本人の横綱候補や大関候補すらいなくなってしまっている状況を、相撲協会は明らかに危惧しているはずです。
実際、今の上位陣の年齢を見てみましょう。
・横綱 白鵬 33歳(モンゴル)
・横綱 鶴竜 33歳(モンゴル)
・大関 高安 28歳
・大関 豪栄道 32歳
・大関 栃ノ心 31歳(ジョージア)
・関脇 貴景勝 22歳
・関脇 玉鷲 34歳(モンゴル)
・小結 妙義龍 32歳
・小結 御嶽海 26歳
・前頭筆頭 栃煌山 31歳
・前頭筆頭 逸ノ城 25歳(モンゴル)
こう見まわしてみると、横綱になれそうなのは誰もいそうになく、大関になれそうなのも貴景勝、そして小結の御嶽海ぐらいでしょうか。
年齢だけで判断するわけではありませんが、相撲協会が一番欲しているのは「稀勢の里の後」に人気を引っ張ってくれる日本人力士です。
その条件にぴったり合うのは、今場所も優勝戦線に食い込んでいる貴景勝しかいないように思えます。
結局相撲協会がすがったのは「元貴乃花親方」?
貴景勝といえばあの元貴乃花親方が指導していた出世株、そんな「貴乃花親方の残像」ともいえる貴景勝に頼らなくちゃ相撲人気を維持できない現在の相撲協会。
よく考えると、あれほど元貴乃花親方をのけ者にして排除しようとしていたのに、情けない限りです。
元貴乃花親方にも問題はあったと思いますが、貴景勝の活躍を見ると、力士育成に関して言うとやはり指導力はあったのではないかと思えますね。