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2018年は本当に台風の発生が多い年になっています。
7月の段階で既に12号まで発生し、特に猛暑日が続くようになった7月8日以降には台風が立て続けに発生しています。
7月23日に台風12号が沖ノ鳥島近海で発生しましたが、この台風の進路が珍しい物になりそうです。
果たして台風12号はどのくらいの大きさで日本に接近するのでしょうか?
7月28日金曜日以降日本の天気に影響を与える見込み
台風12号は、7月15日午前9時の時点で998ヘクトパスカル、進路はゆっくりと北北東に向かって進んでいます。
今後台風12号は発達を続けながら北東に進み、7月28日金曜日には伊豆諸島付近にまで達し、強さも980ヘクトパスカルにまで発達すると見込まれています。
その後、台風12号は急に進路を西に変え、関東から東海地方に接近し、本州に上陸する予想が出ています。
さらにそのまま進行を続けた台風12号は、7月29日日曜日にかけて北陸地方から日本海に抜ける予想となっています。
この時期の台風が西に向かうことはめったにないのですが、東から張り出す太平洋高気圧と西から張り出すチベット高気圧によって両側を挟まれていることもあり、このような進路をとるようです。
ですから、今後の進路は台風自身と言うよりは2つの高気圧の動き次第と考えておけばいいでしょう。
台風12号は本州周辺でも発達を続ける?
気になるのは台風の勢力です。
台風は海水温が28度以上の場所を進むときにはエネルギー供給が続くためにどんどん発達する傾向があります。
本州周辺の海水温は、例年のこの時期であれば24度から25度程度なのですが、今回の猛暑でどんどん海水温が上がっており、今は30度近くになっています。
日本海でも同様の現象が起きていて、今は能登半島周辺から佐渡島付近まで海水温が28度になっています。
つまり、本州に上陸してもそのまま勢力が衰えるどころか、エネルギー供給が続くために台風が発達し続ける可能性もあるのです。
また、2つの高気圧から湿った暖かい空気も供給されるので、発達する材料が十分そろっています。
本州に接近、上陸する可能性が高い台風12号ですが、日本に近づいたから衰えるという一般的な台風とは明らかに違うことは認識しておきましょう。
平成30年7月豪雨など、今年の日本は異常気象と言っても過言ではありません。
すでに広島県や岡山県などで大きな被害を受けているところに、さらに台風が上陸すると被害が拡大することはもちろん、別の地域でも新たな水害が発生する可能性も高まります。
一般的な台風と思うのではなく、何があってもおかしくない台風と考えて、早めの防災対策や避難行動をとることをお勧めします。