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人気グループ「KAT-TUN」の元メンバー、田中聖(こうき)が、24日、大麻所持の容疑で逮捕された。
2013年にジャニーズ事務所から契約解除されてはいるものの、元アイドルとして名前を知られた存在である田中の逮捕は、多くの人々に衝撃を与えている。
契約解除後、田中はどんな活動をしていたのか。そしてその活動への影響は。
大麻所持で現行犯逮捕
24日午後6時過ぎ、東京・渋谷の路上で職務質問を受けた際に、田中が運転していた車の運転席と助手席の間から大麻の花穂が見つかり、その場で現行犯逮捕された。
巡回中のパトカーとすれ違った際に、スピードを上げるなどの不審な動きがあったことが職務質問のきっかけとなった。後ろめたい気持ちがさせた行動なのだろう。それを優秀な日本の警察は見逃さなかったようだ。
車内からは大麻を吸うために使われるとみられる「巻き紙」も見つかっているが、田中は容疑を否認。「大麻は自分のものではない」と話しているという。
昨年から相次ぐ、芸能人の薬物使用による逮捕。大麻所持では、4月に元女優の高樹沙耶被告が、執行猶予付きの有罪判決を受けたばかりである。
有名人が逮捕されると、週刊誌などはこぞって「次はこの人」と、疑惑のある有名人の名を上げるが、その中に田中の名前が出たことはなかった。警察もノーマークだったということだろうか。ということは、今回の逮捕は職務質問をかけた警察官のファインプレーだったのだろう。
田中聖の現在。仕事は何を?
田中聖は、2013年にジャニーズ事務所から契約の解除を言い渡されている。いわゆる「クビ」である。
田中は1985年生まれで、現在31歳。13歳の時にジャニーズ事務所に入所。きっかけは、母親が勝手にオーディションに応募したことだった。
2001年に「KAT-TUN」を結成、2006年にメジャーデビューを果たした。以後、グループとしての活動以外に、「必殺仕事人シリーズ」などのドラマなどに出演。俳優としても活躍していた。
順調に活動していたKAT-TUNだったが、グループの顔であった赤西仁が2010年に脱退。その3年後に田中が、そして昨年3月に田口淳之介が脱退した。グループ名のKAT-TUNは、6人のメンバーのイニシャルを繋げたものだが、脱退に次ぐ脱退でメンバーは半数に。ファンにとっては残念な状態になってしまった。
しかも、赤西と田口は自ら望んでの脱退だったが、田中の場合は「クビ」なのである。その理由が「度重なるルール違反」だったのである。田中は事務所に無断で、六本木でバーを経営したり、単独でのライブ活動などをしており、事務所からの度重なる警告にも応じなかったという。自業自得とはいえ、ジャニーズ事務所にたてついた以上、芸能活動を続けていくのは難しい状態であっただろう。
だが、1年の空白の後、田中はバンドのボーカルとして活動を再開した。バンドの名前は「INKT」。2014年11月、アルバム「INKT」でデビューした。その後、ブラジルで開催されたイベントに出演したり、ライブハウスツアーを行っている。
昨年9月にはアルバムを発売。翌10月からは全国のライブハウスを回っていた。結成して2年半、メンバーの一人が脱退するなどの紆余曲折があったようだが、それでもたくさんのファンの支持を得ていたようだ。
しかし、今回の田中の逮捕により、今後の活動に影響が出ることは免れないだろう。今年の5月3日にアルバムを発売。各地でリリースイベントを行っていたが、26日に予定されていた三重県鈴鹿市でのイベントは中止が決まった。
また、3月から7月まで全国のライブハウスで48公演を行う予定だが、ボーカルの田中が不在では、このツアーも続けられないだろう。
アイドルとして一度は脚光を浴びた身である。今は一部のファンしかその活動を知らないにしても、「元KAT-TUNの田中聖」という報道のされ方をすれば、嫌でも注目を集めることになる。そのせいで、今もKAT-TUNとして活動しているメンバー達に迷惑がかかる。
そして、今一緒に活動しているバンドのメンバーにも、である。
今は否認しているというが、もし仮に罪を犯していたのなら、十分に反省し、自分の立場をよく考えてほしい。