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タレントの田中義剛さんが代表取締役を務める北海道の「花畑牧場」。
同社の主力商品は、『北海道の牧場で手造りした生キャラメル』です。
しかし、この生キャラメルが実は手造りではなく、機械を使って作られているという報道が出てきました。
今回は、この生キャラメル機械製造報道についてまとめていきます。
花畑牧場の生キャラメルとは?何がウリ?
2009年に大ブームになった「生キャラメル」。
現在はそのブームの沈静化しているものの、相変わらずの人気で2018年3月期の年商は175億円と発表されています。
数粒で数百円もする高級な生キャラメルは、「手で造る」がウリの一つでした。
花畑牧場のHPには、「花畑牧場の“おいしい”は手で造るということ。」、「焦げないよう約40分間手を休めることなく、煮詰めていきます。」、「手造りゆえに毎回同じ味を作ることが難しく」という文言が並んでいました。
現在は、報道を受け、一部文言は削除されています。
本当に花畑牧場の生キャラメルは機械製造になってしまったのでしょうか?
機械製造はどうしてバレた!?
報道によると、機械製造がバレたのは、どうやら元従業員のタレコミだったようです。
機械が導入されてから、パートさん達の間でも「この造り方でどこが手造りなんだろうね」と噂していたと証言されていました。
事実として、パートさんたちの間でも、機械が導入されてから生キャラメルの味が変わってしまったとも報じられています。
花畑牧場は、人気の上、社長がタレントの田中義剛さんですからテレビの取材も幾度かあったようです。
テレビ取材の際には、使っていない銅釜を引っ張り出してきて、使っていたとのこと。
導入された機械は、「回転式万能練機」と言われている、こねる作業を自動化したものです。
納入元であるメーカーの証言も得ていました。
「花畑牧場は1台入れてとてもよかったからと、全部で4台も入れてくれました」と証言しています。
1台800万円もする高額な機械を4台ということは2400万円ということになりますね。
手造りと謳っているのに、機械で作っていたことに対して、「景品表示法の優良誤認表示」に抵触する可能性があるとして、食の安全・安心財団の理事長が指摘しました。
代表取締役である田中社長の言い分では、機械を使っていることを暗に認めた上で「火加減は手作業でやっている」とインタビューに答えていました。
今回の報道を見て感じたのは、田中社長の会社経営方法がまずかったのではないかという点です。
田中社長が犯した間違いは大きく分けて3つです。
一つは自動化する際に、消費者に対して嘘の表示をしたこと。
二つ目は、テレビの取材で無理やり使ってもいない銅釜を使ってパフォーマンス的に商品のPRをしたこと。
最後は、週刊誌のインタビューに対して「火加減は手でやっている」とあくまで正当なことだと主張したことです。
元従業員のタレコミでこの問題が発覚したのであれば、この機械を導入するときに、従業員側となんらかのトラブルがあったことは確実です。
素直に、「需要と供給のバランスがとれなくなったため、機械を導入して対応できるようにしました。」と言えば良かったのではないでしょうか?
そして手造りの生キャラメルは価格を据え置きにして、自動化で造られた生キャラメルは少し値段を下げるとか、いかようにもやり方はあったはずです。
10年近くも消費者をだましていたことに対しては、社長である田中さんの考えの甘さが露呈してといっても過言ではないでしょう。
現在の価値を下げたくないがため、テレビ取材で使っていない道具を使ったのも「嘘の上塗り」でしかありません。
また、田中社長の言い訳も経営者らしからぬ「火加減は手で行っている」という発言です。
この理屈が通るのであれば、車の製造も「手造り」ということになってしまいます。
謝罪会見を開いて、全てを公開した方が、会社の信頼という意味では確実な感じもします。
今後の報道しだいでは、会社の根幹である「信用」にヒビが入る可能性もあります。
今後の花畑牧場のニュースからは目が離せませんね。