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日本の鉄道は安全神話に守られている交通インフラとしてとくに有名ですが、最近は新幹線車内における殺傷事件なども相次いでいます。
乗客と鉄道会社の信頼関係が成り立って生まれている安全神話も、今後抜本的な対策を講じないと維持できない危険性も出てきています。
実際、日本の鉄道会社でも手荷物検査を実施する方向で検討している会社も出てきていますが、果たして実施されることになるのでしょうか?
東京オリンピックが節目
手荷物検査を行う目的は「テロ対策」の一面もあります。
2020年には東京オリンピックが開催され、世界中から多くの人々が日本を訪れますが、それを見越して暗躍するテロ組織も存在すると思われます。
そうなると、飛行機では既に行われている手荷物検査を新幹線や特急において行ったり、利用者の多い首都圏の主要駅では改札での手荷物検査を行うことになると思われます。
首都圏では平成7年の地下鉄サリン事件以来、鉄道でのセキュリティ対策が供花されてきましたが、それよりもさらに警備体制が強化されることになりそうです。
手荷物検査を行う方法はどうなる?
実際に手荷物検査を行うとなれば、駅の改札を通過する際か、乗車する際のいずれかになると思われます。
検討段階において、乗車時には混乱を招くことを懸念し、改札を通過する時に手荷物検査を実施する形式を検討しているようです。
同時に、X線カメラを通過させる対策や列車内で定点監視用カメラが設置されるなど、不穏な動きがあった場合に速やかな対応ができるように監視体制も強化することになるでしょう。
手荷物検査を行うとなれば、鉄道利用者に対して持ち込みが禁止されている手荷物について再度徹底する必要もあるでしょう。
今でも石油類や刃物、火葬前の遺体などは列車内に持ち込むことが禁止されていますが、さまざまな世の中のアイテムについて周知徹底が必要でしょう。
オリンピック以後も継続して実施される可能性がある
オリンピック対策と言いつつも、安全を確保するために必要と判断されれば手荷物対策は継続されるでしょう。
手荷物検査がある分、時間の余裕が無くなるので電車に乗り遅れる可能性も高くなるでしょうし、鉄道利用者が気を使うことが増えてくるのは確かでしょう。
ですが、安全神話が徐々に不安定になっている以上、より安全に快適に移動できる交通手段としての「鉄道」を維持するために、ある程度の我慢は必要なのでしょう。