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森友学園問題の波紋が留まるところを知らない。
渦中の人である籠池理事長は10日に退任と小学校の認可申請取り下げを決定したが、いまも各所への追及は続いている。
今回、森友学園問題で新たに注目を浴びたのは稲田朋美防衛相だ。
稲田防衛相は森友学園の事件に関わりがないと主張していたが、籠池理事長との発言の食い違いや学園の民事訴訟へ代理出廷していたことが発覚したことで辞任の可能性も出てきた。
矛盾の相次ぐ答弁の裏側を探ってみよう。
稲田防衛相の苦しい答弁「記憶に基づいていた」
森友学園問題の追及により、巷では個人レベルでの証言も集まってきている。
その中の一つに「稲田防衛相は森本学園の運営する、塚本幼稚園の顧問弁護士である」というものがあった。
すぐに稲田防衛相の夫のことと訂正されたが、これで両者につながるだけの素地があったことが分かった。
もちろんその点も追及されたが、稲田防衛相は「学園の問題を受注したことはない」「法律相談や裁判に行ったこともない」と主張していた。
ところが、14日に森友学園が民事訴訟を起こされた際に代理人弁護士として出廷していたことが発覚。一転窮地に追いやられた。
出廷したのは13年前。抵当権抹消事件についてであり籠池理事長とはここ10年ほどは疎遠になっていることや、記憶に基づき答弁していたことを謝罪したが果たして本当だろうか。
すでに夫の顧問弁護士契約は平成16年から21年にかけて終了したようだが、これほど国会を揺るがしている問題をあやふやな記憶頼りに答弁すること自体問題だろう。
証言の矛盾、揺らぐ信憑性。さらにPKO日報問題も?
また、籠池理事長との証言の食い違いも際立っている。
籠池理事長は「稲田防衛相とは2年前に会っている」と言っているが、言われた側の稲田防衛相は「10年前に大変失礼なことをされて以来疎遠になっている。国有地払下げ問題にも関わっていない」と発言していた。
しかしこれも過去の出廷記録が出てくる前の証言なので、また記憶違いで”うっかり”という展開もあり得る。
さらにこうした証言の食い違いは森友学園だけの問題ではない。
南スーダンのPKO撤退問題に関しても、派遣部隊が作成した日報データの存在を隠していたことが問題視されている。
昨年7月の日報データ公開請求があった際、防衛相は陸自が破棄していたと説明していた。
その後の再調査で電子データが見つかり2月7日に公開されたが、陸自内では見つからなかったとしていることから隠蔽を疑う声が出ている。
こう次から次へと、ないと言われていた情報が後から出てきたら発言の信憑性が薄れるのは必然だろう。
責任ある立場として、最悪辞任という結末も視野に入りそうだ。
いまだ各所に飛び火し、日本中から行方を注視されている森友学園問題。まだまだ野党の追及は止みそうにない。