【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
トルコの通貨であるトルコリラが大暴落した。
8月10日にトルコリラは大暴落し、対米ドルや対円などの為替で一気に下落している。
しかし、トルコは政策金利の引き上げを否定している。
なぜ、トルコは政策金利の引き上げを否定しているのだろうか。
トルコリラの為替相場が暴落した理由!
トルコリラの為替相場が大暴落したきっかけは、8月10日に英紙のフィナンシャル・タイムズが「欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の銀行が抱えるトルコ関連の投融資残高を調べている」と報じたからだ。
これにより、トルコリラへの信用が落ち、一気に暴落していったのである。
しかも、アメリカがトルコに追い打ちをかけた。
アメリカのトランプ大統領は、トルコから輸入する「鋼鉄」「アルミ」の関税を2倍に引き上げる方針を発表したのだ。
これにより、トルコリラの暴落に拍車をかけたのである。
ただ、15日のロンドン外国為替市場では、トルコリラの暴落に一服感が広がっているようだ。
とは言え、今後も警戒する必要があるだろう。
なぜトルコは政策金利の引き上げを否定する?
現状を打破するためには、トルコが政策金利の引き上げが必要とされている。
政策金利を引き上げることで、アメリカとの融和も図れる。
しかし、トルコ側は政策金利の引き上げを否定している。
実際に、トルコのアルバイラク財務相は「ドルは信頼を失った」「ドルが政治的な懲罰の手段として利用される中、われわれはリラの保全に向け強力な措置を取っていく」と述べ、アメリカとの対立姿勢を示しているのだ。
トルコが政策金利の引き上げを拒否する理由は、経済成長を高めるためとされている。
政策金利を引き上げることで経済成長を鈍化されるのを恐れているのだ。
しかも、トルコのエルドアン大統領は、2018年6月の選挙でトルコの中央銀行に低利融資を続けることを公約に掲げていた。
このこともあり、トルコは政策金利の引き上げに応じることができないのである。
トルコリラの為替相場は暴落している。
打開策としては、トルコが政策金利を引き上げることだが、これを否定している。
この理由は、経済成長の鈍化を防ぐためだ。
さらに、2018年6月の選挙で、エルドアン大統領はトルコの中央銀行に低金利融資を続けることを公約に掲げていた。
これにより、政策金利を引き上げることができないのだ。
とは言え、トルコの規模からいってあまり心配する必要はない。
短期的には混乱するが、長期的にみれば金融危機になるほどではないと見られているのだ。
今後の成り行きに注目しておこう。