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トヨタ自動車が、もうすぐ販売されるレスサスのSUV「UX」米国仕様モデルから、「サブスクリプションサービス」を開始すると発表しました。
今回は、トヨタが提供するサブスクリプションサービスのメリットとデメリットについて解説していきます。
サブスクリプションサービスとは?
サブスクリプション=Subscriptionは、直訳すると「定期購読」という意味になります。
携帯電話や動画配信サービスなどのように、月賦契約の元でサービスを提供するのが「サブスクリプションサービス」です。
車のサブスクリプションサービスは、なにもトヨタだけが行なっているわけではありません。
他の自動車メーカーではBMWが毎月9万円の定額でBMWの好きな車種を選んで利用することが出来ます。
途中で車種を取り換えてもOKという自動車業界のサブスクリプションサービスは、ボルボなどの海外メーカーも注目しており、導入を検討しているという報道もあります。
日本で最も有名な自動車サブスクリプションサービスは、ガソリンスタンド大手のコスモ石油が行なっている定額で新車に乗れるサービス「マイカーリース」です。
月々1万円で新車に乗れて、車検代などの維持費も定額料金の中にコミコミというのが特徴です。
自動車サブスクリプションサービスのメリットとデメリット
サブスクリプションサービスのメリットとデメリットについてまとめていきます。
主なメリットは以下です。
1…月々の支払いがローンより安い
2…車検代、損害保険、税金などの維持費がかからない(定額の金額に含まれている)
3…常に新車に乗ることが出来る(乗り換えることが出来る)
一番はやはり「お金」です。
新車をローンで買うとなると、10年ローンなど、長い期間借金をすることになってしまいます。
さらに月々の支払いの他に、保険や税金などの維持費もかかるため、高額な新車を購入するのは一般市民にとってはハードルが高いでしょう。
反対に、サブスクリプションサービスのデメリットを挙げていきます。
1…車に愛着がわかない
2…定額料金が支払えないと利用できない
3…特定の車種しか利用できない
カーリースやレンタカーと違う点は、車種に対してお金を支払うのではなく、サービスに対してお金を支払っているという点です。
そのため、車種を選択できるというメリットがある反面、自分の車として愛着がわきにくいということにも繋がりやすくなります。
お金という面では、定額料金が支払えないと、利用できないという点もデメリットでしょう。
もちろんローンで車を購入する場合も同様ですが、サブスクリプションサービスの場合には、定額料金が支払えないと、車の利用が出来なくなります。
そして、トヨタなどのメーカー主導のサブスクリプションは、そのメーカーの車種内でしかサービスの適用がされないという点もデメリットでしょう。
車のサブスクリプションサービスがここまで加熱している理由には、車を購入する利用層の変化が背景にあります。
少子高齢化に伴う自動車利用者の絶対値の減少や、カーシェアサービスの認知度の上昇によって、車を購入する人は年々減少しています。
これまで車と言えば、家を買うくらいの気持ちでローンを背負って生きていくのが当たり前でした。
しかし、自動車税の上昇などにより、自動車業界の売り上げにネガティブな材料が増えてしまったため、新しいサービスを提供しなくては、自動車業界で生き残っていくのは困難な時代になったということです。
トヨタがサブスクリプションサービスを取り入れたことにより、他のメーカーも同様のサービスが展開されるのは予想に難くありません。
自動車メーカーが、携帯電話会社のようなサービスの展開を見せていくのは必至でしょう。
利用者側としては、安い値段で新車を利用できるというメリットがありますが、不景気によって収入が少なくなってしまった場合、サブスクリプションサービスは一気に利用者を減少させる可能性もあるサービスです。
世の中の経済状況がダイレクトにメーカーの打撃になることも懸念されます。
将来的に、今の携帯会社のように、お客さんを取り合うような状態になるのかは、今後の日本の経済状況や、政治状況が大きく関わってくるのは間違いないでしょう。
今後のニュースに要注目です。