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12月22日にインドネシアのジャワ島とスマトラ島の間にあるスンダ海峡で発生した津波では、多くの犠牲者が出た模様で今後も犠牲者の数は増えると見込まれています。
インドネシアも日本と同じく「地震大国」と言われており、特に幾度となく津波の被害を受けたことから津波警報などのシステムを整えているのですが、今回の津波はそれらのシステムが一切機能しなかった模様です。
これほどまでに今回の津波被害が拡大したのには何らかの理由があるのでしょうか?
地震が原因ではない津波であったため
インドネシアの防災当局は、今回の津波の原因を海峡にあるクラカタウ島の火山活動に伴う地すべりなどで津波が発生したとしています。
地震であれば、震源地を確認してそれから津波の可能性を確認して警報を発表することが出来るのですが、火山噴火の場合は震源地がそもそも存在しないので津波警報を発表できなかったというのが実情のようです。
火山の専門家は、火山が噴火したことで山体崩壊を起こし、放火した時に生じた大量の土砂が海に流れ込み、津波を引き起こした可能性があると指摘しています。
地震がなかったため不意打ちになった
インドネシアの人は、地震が起こればすぐに津波が来ることを理解しています。
と言うのも、今までもインドネシアは幾度となく地震が起き、そのたびに津波が襲ってきた歴史があるからです。
逆を言えば、地震があれば津波に警戒するのですが、地震がなかったために津波が来ることは全く想像しえなかったというのが実情です。
実際、インドネシアではコンサート中の観客がいきなりやってきた津波に巻き込まれるなどの映像も多数残されており、以下に不意打ちであったかが分かるものになっています。
日本でも同じように津波が起こる可能性がある?
地震大国でもあり火山大国でもある日本では、今回のインドネシアのようなことが起こりえるのかが気になりますね。
実際、日本でも同様の津波が発生して大きな被害をもたらした実例があります。
一番有名なのは長崎県にある雲仙・普賢岳ですが、かつて江戸事態中期に噴火した時に三体が崩壊して海に流れ込み、対岸にあたる現在の熊本県地域に高さ15mとも言われる大津波を引き起こしたことが記録されています。
また、現在も活発に噴火を続けている小笠原諸島の西ノ島では島の面積がどんどん膨張していますが、まだまだ不安定な山体が崩壊すれば、太平洋沿岸に津波が襲来する可能性もあります。
いずれにせよ、日本に置いても今回のインドネシアのような津波は十分残りえることはこれを機会に理解しておくべきでしょう。