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東京医科大学に不正に合格させた受験生やその親の名前が書かれた「裏口入学リスト」を作成していたことが大手新聞に書かれていました。
東大や早慶といった大学ではなく、医者の卵を育成する「東京医科大学」だからこそ問題になっている事件です。
今回は、東京医科大学の裏口入学リストを一般人でも見れるのかという点についてまとめました。
東京医科大学裏口入学事件はなぜ発覚したのか?
文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件の影響で、この裏口入学が発覚しました。
受託収賄容疑で逮捕された文部科学省前局長の佐野太容疑者の息子を不正に合格させたという供述から裏口入学リストの存在が浮き彫りになった経緯があります。
すでに東京地検特捜部は東京医科大学から、裏口入学したとされる受験生とその親の名前が書かれたリストを入手しているという情報もあります。
現在公式に発表されている東京地検特捜部の発表では、東京医科大学の臼井正彦理事長が、佐野容疑者に文部科学省の私立大学支援事業の選定に便宜を図ってもらうように依頼し、その見返りとして、佐野容疑者の息子の受験点数を不正に加算して合格させるように指示したとされています。
しかも、臼井理事長だけではなく、前学長である鈴木衛(まもる)氏も一緒になって行った不正として発表されています。
今後の捜査では、不正入試にかかわった関係者が芋づる式に事情聴取される可能性も指摘しています。
東京医科大学の裏口入学リストは一般に公開されるのか?
一般に裏口入学で医師になった人を特定されるのには、可能性として2つ考えられます。
一般に公開されるのは、佐野容疑者の裁判時の証拠開示請求で証拠として提出される場合と、裏口入学して医師になった人たちに個別に事情聴取され、マスコミにかぎつけられることです。
ネット上では「裏口入学した生徒は全員退学にして、医者になっている人は医師免許をはく奪すべきだ。」という声が多数上がっています。
文科省や特捜部、政府など色々な機関に検討されることは間違いないでしょう。
しかし、文科省や政府が積極的に一般に公開する可能性は限りなく低いという見方が大勢を占めています。
もし、東京医科大学の裏口入学リストを公開した場合、他の大学にも同様の不正が行われていないか調査が入るのは確実です。
しかし、全ての大学の裏口入学を調査するのには、時間や予算もありません。
その点からみると、一般に公開されず、政府内で処理される可能性が高いと言えます。
患者の命を預かっている医者の大学ということもあり、今後ワイドショーで取り上げられそうな話題です。
しかし、医者に限らず、専門的な知識を要する特殊な大学では、こうした裏口入学がないとは言えないのが今の日本の教育システムでもあります。
いろいろな教育ジャーナリストやコメンテーターが意見を言っていますが、世界から見ると、日本の教育システムは前時代的であると言われています。
こうした問題が起こるのは、裏口入学をする人達やさせる人達にも問題がありますが、そうせざるを得ない教育システムをまずは見直すべきではないでしょうか?
今の事件で裏口入学者のリストが公開されて、一時的に裏口入学が減ったとしても、改善にはならないと感じました。
将来のために今の日本の教育システムを見直すきっかけになればいいですが、そうはいかないと思います。
それほど、日本の教育システムには闇が隠されているということを私たち一般人は再認識すべきではないでしょうか?