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テレビ朝日の看板番組でもある「報道ステーション」で、長らくメインキャスターを務めた古館一郎氏が2016年の春に降板することが決まった。政権批判や原発事故に関する独自情報を報道してきたことで、「報道ステーション」は視聴者からかなりの批判が集まったが、ニュース番組としては高い視聴率を誇る人気番組だった。
そのため、古館一郎が降板しても「報道ステーション」は続行することになり、その後任のキャスターとして、テレビ朝日に所属するアナウンサー、富川悠太が起用されることに決まった。
これまで富川悠太アナウンサーは、「報道ステーション」で中継をするため全国各地を飛び回っていたことから、フットワークの軽さとアナウンサーとしての資質に定評があった。また、「報道ステーションSUNDAY」では進行担当としたという実績も持っていたため、富川悠太アナウンサーに白羽の矢がたつことになったのだ。
富川悠太の原発事故への見解は?
テレビ朝日といえば、反原発の報道が多く、富川悠太アナウンサーの原発事故に対する見解が気になるところだ。前任の古館アナは、自身の見解として正面から日本政府批判や原発批判を行っていた。過去には古賀茂明が、番組制作についての不満を暴露する不祥事もあった。後任の富川悠太アナの政治姿勢や原発事故への見解が気になるところだ。
富川悠太アナウンサーは今までに各地に作られた原発をまわった経験があり、地元の声を聴いており、原発にはっきりと賛成や反対といった見解は出さないと予想できる。
そもそもメインキャスターは、事件や事故についてそれぞれ持つ印象や感想があったとしても、視聴者に事実を伝えるということは一番大切だ。これから原発事故に関するニュースを読んでも自身の見解は出す機会がないだろう。
また、富川悠太アナウンサーはテレビ朝日の局アナであり、局の意向に沿った番組作りやコメントを出すことになることが考えられる。古館のようなフリーで主張の強いアナウンサーではなく、いうことを聞く主張のない局アナを登用したのは、局側もこれまでの古館アナの行動に業を煮やしていたことの証しだろう。
報ステの今後の視聴率は?
このようなテレビ朝日の判断が吉と出るか凶と出るか。報ステの高視聴率の裏には、古館一郎の批判を恐れぬ主張の強さによる、ある種のスリルがあった。そうしたスリルがなく、淡々と進められる報ステが、他のニュース番組に勝てるかは微妙なところではないか。
日テレのニュースZEROやTBSのニュース23など、非常に個性がある番組だ。今までの報ステは個性という意味では群を抜いていた。確かに古館一郎の言動は万人に受けるものではないが、訴求効果は強く、それが高視聴率のキモだった。
富川悠太の知見が試されるところだ。