【人気急上昇中の記事】 現在 18 名が閲覧中...![]() あなたのマンション、現在の価値がサクッとカンタンに調べられるツールが、いま話題に。 |
ソチオリンピック女子フィギュアスケート女王のアリーナ・ザギトワ選手。
日本の秋田犬「マサル」でもおなじみの選手ですね。
今シーズン初戦のスロバキアで行われる「オンドレイ・ネペラ杯」に出場予定でしたが、ロシアを出国するときの書類の不備により、出国に時間がかかってしまい、大会出場を断念したと発表されました。
今回は、なぜザギトワ選手が出国できなかったのかという点と、ロシアの出国検査についてまとめていきます。
どうして出国できなかったのか?
報道では、「書類の不備が見つかり、出国検査に時間がかかってしまうことがわかり、時間がギリギリだったことから出国をあきらめ、大会出場を見送った」とされていました。
ロシアの出国検査はそれほど複雑で大変なのでしょうか?
旅行会社のHPでは、ロシアを出国する際の手順が表記されていました。
“1.税関審査
ロシアでは他国と異なり、出国時にまず税関審査があります。申告書は入国と出国の際にそれぞれ1枚記入し、2枚提出します。
2.パスポート・コントロール
審査官にパスポートと入国時に渡された出国カードを提示します。この時、出国カードは回収され、パスポートのみ戻されて審査は終了します。
3.搭乗手続き(チェックイン)
利用する航空会社のカウンターでチェックインを。航空券とパスポートを提示し、荷物がある場合はここで預けましょう。クレームタグを受け取るのを忘れずに。
4.出国審査
入国時同様に出国時もパスポートのチェックが2度あります。パスポートとビザの内容をチェックするので、すみやかにパスポートを提示しましょう。“
以上がロシア出国の際の手順です。
1の税関検査で書類の不備が見つかり、出国できなかった可能性がありますね。
税関検査は日本とは違って書類で申告するという手続きが必要だという事です。
出国検査を批判する前に
一部報道やSNS上では、ザギトワ選手の出国手続きをフォローしなかったロシアスケート連盟に対する批判の他、ザギトワ選手自身が、今シーズンの調子が悪く、あえて出場を見送ったという心ない憶測もありました。
スロバキアはポーランドの南、ウクライナの東にある国です。
モスクワからスロバキアまでは、直線距離で1704Kmです。
陸路(車や電車)で移動してもよかったのではないでしょうか?
国際大会を戦うアスリートの安全面を考慮したのかも知れませんが、もう少し選手に対して何かできなかったのかという疑念も生まれてしまう報道です。
一ファンとして、ザギトワ選手の演技を見られないのは残念ですが、まだ16歳の女の子です。
選手としては一流かも知れませんが、一人の人間としてはまだまだ大人のフォローが必要なはずです。
今回批判されるべきは、選手や空港の職員ではなく、フォローをしなくてはならない「ロシア連盟」だったのではないでしょうか?
余計な批判を吹き飛ばすようなザギトワ選手の活躍を期待したいものですね。